熱帯を感じさせる優美で豪華な花 インドシクンシ(Quisqualis indica)の苗(多年草 10〜15cm程度 冬季落葉):1苗
< インドシクンシ:Quisqualis indica > ◎東南アジア原産の半つる性植物で、子苗の時は潅木状ですが、成長につれ茎が細長く伸び10m程度にもなります。グリーンカーテン、パーゴラに最適です。 ◎花は一点から花火の様に多数咲く散形化序で、一花序には数十個の花が付きます。 ◎花茎は4〜5cmと長く、その先に赤いの可憐な5弁花が付きます。花色は咲き初めは白色ですが,咲き進むにつれ淡紅色から濃紅色に変化します。その全ての段階の花色が、花序内、花序毎に入り混じり、とても華やかで豪華な咲き振りとなります。気温さえあれば周年開花します。 ◎さらに、花には甘い芳香があり、特に咲き始めと夜に香りが強くなります。 ◎葉は広被針形で、肉薄の10cmほどの葉が対生で緩やかに連なります。風にそよぐ美しい葉は、私たちをほっとさせてくれます。新葉は仄かに赤く、逆光に照らされた美しい葉は生きる活力を与えてくれそうです。 ◎実は褐色の太い紡錘形で、アサヒカズラの実に似ていますが、こちらは5稜です。花は何万個咲いても、実はまず成りません。 ◎挿し木も非常に困難で、繁殖が難しく、殆ど流通してません。沖縄・奄美以外では冬場は掘りあげて、15℃以上で管理することをお奨めします。 ◎シクンシは使君子と書き、生薬は駆虫薬,整腸薬,健胃薬として利用されます。昔は寄生虫駆除は重要で、「天子から授かったほどの貴重な薬」と意味で命名されたと言われています。同じ科のモモタマナも肌の若返り効果など様々な薬効があります。